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日本語
- あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む (609d)
- あはれともいふべき人は思ほえで身のいたづらになりぬべきかな (588d)
- あひ見てののちの心にくらぶれば昔は物を思はざりけり (560d)
- あらざらむこの世のほかの思ひ出に今ひとたびの逢ふこともがな (111d)
- あらし吹くみ室の山のもみぢ葉は竜田の川の錦なりけり (577d)
- ありあけのつれなく見えし別れより暁ばかり憂きものはなし (619d)
- ありま山ゐなの笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする (104d)
- いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重ににほひぬるかな (626d)
- おほけなくうき世の民におほふかなわが立つ杣にすみぞめの袖 (493d)
- かくとだにえやはいぶきのさしも草さしも知らじなもゆる思ひを (485d)
- かささぎの渡せる橋におく霜の白きを見れば夜ぞふけにける (597d)
- きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしきひとりかも寝む (580d)
- こぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼くやもしほの身もこがれつつ (6d)
- このたびはぬさもとりあへず手向山紅葉のにしき神のまにまに (401d)
- これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬもあふ坂の関 (570d)
- さびしさに宿をたち出でてながむればいづこも同じ秋の夕暮れ (92d)
- しのぶれど色に出でにけりわが恋は物や思ふと人の問ふまで (510d)
- ちはやぶる神代もきかず竜田川からくれなゐに水くくるとは (532d)
- つくばねの峰より落つるみなの川こひぞつもりて淵となりぬる (491d)
- ながらへばまたこのごろやしのばれむ憂しと見し世ぞ今は恋しき (421d)
- ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ (604d)
- ほととぎす鳴きつる方をながむればただありあけの月ぞ残れる (477d)
- みかきもり衛士のたく火の夜は燃え昼は消えつつ物をこそ思へ (598d)
- みかの原わきて流るるいづみ川いつみきとてか恋しかるらむ (525d)
- み吉野の山の秋風さ夜ふけてふるさと寒く衣うつなり (573d)
- めぐりあひて見しやそれとも分かぬまに雲がくれにし夜半の月かな (105d)
- もろともにあはれと思へ山桜花よりほかに知る人もなし (612d)
- やすらはで寝なましものをさ夜更けてかたぶくまでの月を見しかな (527d)
- わが庵は都のたつみしかぞすむ世をうぢ山と人はいふなり (591d)
- わが袖は潮干に見えぬ沖の石の人こそ知らね乾くまもなし (436d)
- わたの原こぎ出でてみれば久方の雲ゐにまがふ冲つ白波 (569d)
- わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと人には告げよあまのつり舟 (589d)
- わびぬれば今はた同じ難波なるみをつくしてもあはむとぞ思ふ (412d)
- 三条右大臣 (566d)
- 三条院 (548d)
- 世の中はつねにもがもな渚こぐあまの小舟の綱手かなしも (528d)
- 世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる (623d)
- 中納言兼輔 (525d)
- 中納言家持 (597d)
- 中納言朝忠 (629d)
- 中納言行平 (582d)
- 二条院讃岐 (436d)
- 人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香に匂ひける (489d)
- 人もをし人も恨めしあぢきなく世を思ふゆゑに物思ふ身は (605d)
- 今こむと言ひしばかりに長月の有明の月を待ちいでつるかな (498d)
- 今はただ思ひ絶えなむとばかりを人づてならで言ふよしもがな (619d)
- 伊勢 (471d)
- 伊勢大輔 (626d)
- 伊勢姫 (577d)
- 住の江の岸による波よるさへや夢の通ひ路人めよくらむ (490d)
- 俊恵法師 (23d)
- 僧正遍昭 (506d)
- 儀同三司母 (610d)
- 元良親王 (412d)
- 光孝天皇 (562d)
- 入道前太政大臣 (14d)
- 八色の姓 (615d)
- 八重むぐらしげれる宿のさびしきに人こそ見えね秋は来にけり (154d)
- 凡河内躬恒 (594d)
- 前中納言匡房 (486d)
- 前大僧正慈円 (493d)
- 前大僧正行尊 (612d)
- 参議等 (617d)
- 参議篁 (589d)
- 参議雅経 (573d)
- 右大将道綱母 (525d)
- 右近 (625d)
- 名にしおはば逢坂山のさねかづら人に知られでくるよしもがな (566d)
- 君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひけるかな (556d)
- 君がため春の野に出でて若菜つむわが衣手に雪はふりつつ (562d)
- 吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風を嵐といふらむ (408d)
- 周防内侍 (596d)
- 和泉式部 (111d)
- 喜撰法師 (591d)
- 嘆きつつひとり寝る夜の明くるまはいかに久しきものとかは知る (525d)
- 嘆けとて月やは物を思はするかこち顔なるわが涙かな (423d)
- 土佐日記 (604d)
- 在原業平朝臣 (532d)
- 在原行平 (582d)
- 坂上是則 (576d)
- 壬生忠岑 (619d)
- 壬生忠見 (510d)
- 夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月やどるらむ (611d)
- 夕されば門田の稲葉おとづれて葦のまろやに秋風ぞ吹く (91d)
- 夜もすがら物思ふころは明けやらで閨のひまさへつれなかりけり (23d)
- 夜をこめて鳥のそらねははかるともよに逢坂の関はゆるさじ (101d)
- 大中臣能宣 (598d)
- 大中臣能宣朝臣 (598d)
- 大弐三位 (104d)
- 大江千里 (407d)
- 大江山いく野の道の遠ければまだふみも見ず天の橋立 (461d)
- 大納言公任 (113d)
- 大納言経信 (91d)
- 天つ風雲のかよひ路吹きとぢよをとめの姿しばしとどめむ (506d)
- 天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも (520d)
- 天智天皇 (630d)
- 天武天皇 (630d)
- 契りおきしさせもが露をいのちにてあはれ今年の秋もいぬめり (618d)
- 契りきなかたみに袖をしぼりつつ末の松山波越さじとは (484d)
- 奥山にもみぢ踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき (617d)
- 安倍仲麿 (520d)
- 宿禰 (615d)
- 寂蓮 (433d)
- 小倉山峰のもみぢ葉心あらば今ひとたびのみゆき待たなむ (272d)
- 小式部内侍 (461d)
- 小野小町 (533d)
- 小野篁 (589d)
- 山川に風のかけたるしがらみは流れもあへぬ紅葉なりけり (608d)
- 山部赤人 (615d)
- 山里は冬ぞさびしさまさりける人めも草もかれぬと思へば (269d)
- 崇徳天皇 (66d)
- 崇徳院 (66d)
- 左京大夫道雅 (619d)
- 左京大夫顕輔 (65d)
- 平兼盛 (510d)
- 式子内親王 (21d)
- 待賢門院堀河 (616d)
- 後京極摂政前太政大臣 (580d)
- 後徳大寺左大臣 (477d)
- 後鳥羽天皇 (605d)
- 後鳥羽院 (605d)
- 従二位家隆 (492d)
- 心あてに折らばや折らむ初霜のおきまどはせる白菊の花 (594d)
- 心にもあらでうき世にながらへば恋しかるべき夜半の月かな (548d)
- 忘らるる身をば思はず誓ひてし人のいのちの惜しくもあるかな (625d)
- 忘れじの行く末まではかたければ今日をかぎりの命ともがな (610d)
- 思ひわびさてもいのちはあるものを憂きにたへぬは涙なりけり (57d)
- 恋すてふわが名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひ初めしか (510d)
- 恨みわびほさぬ袖だにあるものを恋にくちなむ名こそ惜しけれ (100d)
- 恵慶法師 (154d)
- 憂かりける人を初瀬の山おろしよはげしかれとは祈らぬものを (71d)
- 持統天皇 (630d)
- 文屋康秀 (408d)
- 文屋朝康 (575d)
- 明けぬれば暮るるものとは知りながらなほうらめしき朝ぼらけかな (587d)
- 春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山 (630d)
- 春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそ惜しけれ (596d)
- 春道列樹 (608d)
- 曾禰好忠 (238d)
- 月みれば千々に物こそ悲しけれ我が身ひとつの秋にはあらねど (407d)
- 朝ぼらけありあけの月と見るまでに吉野の里に降れる白雪 (576d)
- 朝ぼらけ宇治の川霧たえだえにあらはれわたる瀬々の網代木 (458d)
- 村雨の露もまだひぬまきの葉に霧立ちのぼる秋の夕暮れ (433d)
- 柿本人麻呂 (609d)
- 柿本人麿 (609d)
- 権中納言定家 (6d)
- 権中納言定頼 (458d)
- 権中納言敦忠 (560d)
- 殷富門院大輔 (598d)
- 河原左大臣 (601d)
- 法性寺入道前関白太政大臣 (569d)
- 浅茅生の小野の篠原しのぶれどあまりてなどか人の恋しき (617d)
- 淡路島かよふ千鳥の鳴く声に幾夜ねざめぬ須磨の関守 (461d)
- 清原元輔 (484d)
- 清原深養父 (611d)
- 清少納言 (101d)
- 源俊頼朝臣 (71d)
- 源兼昌 (461d)
- 源宗于 (269d)
- 源宗于朝臣 (269d)
- 源経信 (91d)
- 源融 (601d)
- 源重之 (114d)
- 滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ (113d)
- 瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末にあはむとぞ思ふ (66d)
- 猿丸大夫 (617d)
- 玉のをよたえなばたえねながらへば忍ぶることの弱りもぞする (21d)
- 田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪はふりつつ (615d)
- 由良のとを渡る舟人かぢを絶えゆくへも知らぬ恋の道かな (238d)
- 白露に風の吹きしく秋の野はつらぬきとめぬ玉ぞ散りける (575d)
- 百人一首 (6d)
- 百敷やふるき軒端のしのぶにもなほあまりある昔なりけり (618d)
- 皇嘉門院別当 (22d)
- 皇太后宮大夫俊成 (623d)
- 相模 (100d)
- 祐子内親王家紀伊 (594d)
- 私淑 (577d)
- 秋の田の　かりほの庵の　苫をあらみ　わが衣手は　露にぬれつつ (630d)
- 秋風にたなびく雲のたえ間よりもれ出づる月のかげのさやけさ (65d)
- 立ち別れいなばの山の峰に生ふるまつとし聞かば今帰り来む (582d)
- 紀友則 (604d)
- 紀貫之 (604d)
- 素性法師 (498d)
- 紫式部 (105d)
- 能因法師 (577d)
- 良暹 (92d)
- 花さそふ嵐の庭の雪ならでふりゆくものはわが身なりけり (14d)
- 花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに (533d)
- 菅原道真 (401d)
- 菅家 (401d)
- 藤原公経 (14d)
- 藤原基俊 (618d)
- 藤原定家 (6d)
- 藤原実方朝臣 (485d)
- 藤原忠平 (272d)
- 藤原忠通 (569d)
- 藤原敏行 (490d)
- 藤原敏行朝臣 (490d)
- 藤原敦頼 (57d)
- 藤原朝忠 (629d)
- 藤原清輔朝臣 (421d)
- 藤原義孝 (556d)
- 藤原興風 (610d)
- 藤原道信 (587d)
- 藤原道信朝臣 (587d)
- 藤原顕輔 (65d)
- 蝉丸 (570d)
- 西園寺公経 (14d)
- 西行法師 (423d)
- 見せばやな雄島のあまの袖だにも濡れにぞ濡れし色は変はらず (598d)
- 誰をかも知る人にせむ高砂の松も昔の友ならなくに (610d)
- 謙徳公 (588d)
- 貞信公 (272d)
- 赤染衛門 (527d)
- 逢ふことの　絶えてしなくは　なかなかに　人をも身をも　恨みざらまし (629d)
- 道因法師 (57d)
- 鎌倉右大臣 (528d)
- 長からむ心も知らず黒髪の乱れてけさは物をこそ思へ (616d)
- 阿倍仲麻呂 (520d)
- 陸奥のしのぶもぢずり誰ゆゑに乱れそめにしわれならなくに (601d)
- 陽成天皇 (491d)
- 陽成院 (491d)
- 難波江の葦のかりねのひとよゆゑみをつくしてや恋ひわたるべき (22d)
- 難波潟みじかき葦のふしの間もあはでこの世を過ぐしてよとや (471d)
- 音にきくたかしの浜のあだ波はかけじや袖のぬれもこそすれ (594d)
- 順徳天皇 (618d)
- 順徳院 (618d)
- 風そよぐならの小川の夕暮れはみそぎぞ夏のしるしなりける (492d)
- 風をいたみ岩うつ波のおのれのみくだけて物を思ふころかな (114d)
- 高砂のをのへの桜咲きにけり外山のかすみ立たずもあらなむ (486d)
- 高階貴子 (610d)