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意味

今度の旅は急のことで、道祖神に捧げる幣(ぬさ)も用意することができませんでした。手向けの山の紅葉を捧げるので、神よ御心のままにお受け取りください。

言葉

【このたびは】
「たび」は「旅」と「度」の掛詞で、「今度の旅は」という意味になります。
【幣も取りあへず】
「幣(ぬさ)」は色とりどりの木綿や錦、紙を細かく切ったもの。旅の途中で道祖神にお参りするときに捧げました。「取りあへず」は「用意するひまがなく」という意味になります。
【手向(たむけ)山】
山城国(現在の京都府)から大和国(現在の奈良)へと行くときに越す山の峠を指し、さらに「神に幣を捧げる」という意味の「手向(たむ)け」が掛けてあります。
【神のまにまに】
「神の御心のままに」というような意味になります。

作者

菅家菅原道真


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Last-modified: 2024-01-16 (火) 09:01:46