本計画は、多少の問題を残しましたが無事完遂されました。
「親父のラストを探る」である。
昭和が平成に変わる数ヶ月前、六月に父は世を去った。細かい事情はさておいて、それは病院でなくトンネルの坑口横の路肩。そして車の中だった。車が好きで車屋になり、そして車商売で失敗してとよくも悪くも車づくしの親父らしい最後と言えよう。
(まぁ、こんなお気楽な事が言えるのもその当時すでに上京していたからかもしれないが……)
さて、それはいい。問題は父がラストを迎えた場所である。
姉貴は地元の人に直接案内されて場所を覚えているんだが、どうもその言に矛盾がある。それを正しポイントを確定したいというのが本稿の趣旨である。最終的に現地調査をして確定に持ち込みたいと思っている。
期限は無期限であった。
母が心筋梗塞の検査を行うことになった。結果としては再発せずにすんだのだが別の問題が発生、入院が長引く事になったので様子見に帰省する事にした。
病院の面会というのは早朝から行くわけにはいかない。開始前に少し時間があるので、その間に回れるところは回ってみる事にした。(あぁ、なんて親不孝な奴なんだろう!)一番遠い寒風山隧道だって、昭和39年でもない今となっては高知市から二時間少々で行けるのだから。
さて、では実施内容は以下の通りである。