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mobaXtermはsshログインするだけでGUIアプリを手元で使えるうえにGUIでsshトンネルも設定できるという、UNIX屋さんにとってはコタツのようなアプリだと思うの。まぁ、Windowsへの誘いが強くて面倒だけども。
ところで、そんなリモートアプリで日本語を、特に 日本語入力 を使おうとして失敗した事はないかしら?
いちおう、リモート環境で日本語入力を使いたい方に向けてデータだけ書いておくわね。
その端末ローカルで日本語の使える設定なら、 mobaXtermでGUIアプリの使える状況ならまず問題なく日本語入力できるわ。たとえばUbuntu日本語デスクトップやDebianのGNOME3環境ね。
ただし、 im-config 等でGUI設定できる環境なら、デフォルト設定でなくきちんと個別設定しておくのがいいかもしれない。
必要なキー入力が全て手元のWindowsマシンでなくmobaXterm経由でリモートマシンに届けられている必要があるから、キーバインドによってはまずいかも。
うちでは、『半角/全角』キーが問題なく届けられる事を確認しているわ。むしろSHIFT+Spaceとかだとちゃんと届くのか不安ね。このあたりは試してみるしかないでしょう。
リモート側が実は純サーバで、特定のGUIアプリだけ日本語使いたいってケースがあるわよね。たとえば、webdriver + headless を使うためにFirefoxだけ入っているけど本来は Ubuntu server とかね。
こういう場合は、以下のアプリを入れる必要があると思う。
デスクトップ環境でローカルログインすると、日本語入力まわりは環境設定が勝手にやってくれるはず。でもリモートログインするとソレがないわけだから、別の方法に頼るしかない。
この先は使いたいソフト次第になるの。
たとば Firefoxならgtkが使われているはずだから、gtkライブラリ経由で日本語が受け付けられればいい。そして入力システムには uim を、日本語変換には anthy を用いるとする。
だったら、必要なのは uimとanthy、で、uimとanthyをつなぐための uim-anthy と、 uimとgtkをつなぐための uim-gtk3 が必要ってわけ。(古いアプリなら uim-gtk2.0 もいるかも)
で、あとはログイン時にこれらの設定を使うように設定すればいいんだけど、個別設定は面倒だから、そこは im-config みたいな便利ツールで設定して、あとはリログ一発すれば完了ってわけ。
必要なライブラリ群をゼロからコンパイルするしかないわね。下手するとロケールの追加から?
でも、それができるレベルの人なら、こんなとこ読まなくても自力でできると思うわ。