#author("2023-08-10T09:26:52+09:00","default:yakumo_murakami","yakumo_murakami")
#author("2023-08-10T09:27:38+09:00","default:yakumo_murakami","yakumo_murakami")
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* データ [#if696456]
* データ [#j4d5560d]

- https://ogurasansou.jp.net/columns/hyakunin/2017/10/17/1201/

* 意味 [#jaa0ae0b]
* 意味 [#pf108ea3]

恋しい人とついに逢瀬を遂げてみた後の恋しい気持ちに比べたら、昔の想いなど、無いに等しいほどのものだったのだなあ。

* 言葉 [#s449abdd]
* 言葉 [#yfa05d32]

|【逢ひ見ての】:「逢ふ」も「見る」も、男女が逢瀬を遂げたり、契りを結ぶ意味で使われる動詞です。
:【逢ひ見ての】|「逢ふ」も「見る」も、男女が逢瀬を遂げたり、契りを結ぶ意味で使われる動詞です。

|【のちの心】: 逢瀬を遂げた後の気持ちです。今現在の心のことですね。
:【のちの心】| 逢瀬を遂げた後の気持ちです。今現在の心のことですね。

|【くらぶれば】:「比べると」の意味で、動詞「くらぶ」の已然形に接続助詞「ば」がついたもの。確定の条件を表します。
:【くらぶれば】|「比べると」の意味で、動詞「くらぶ」の已然形に接続助詞「ば」がついたもの。確定の条件を表します。

|【昔】:「のち」に対応する言葉で、逢瀬を遂げる前のことを表します。
:【昔】|「のち」に対応する言葉で、逢瀬を遂げる前のことを表します。

|【ものを思はざりけり】:「ものを思ふ」は恋のもの想いをする意味です。「ざり」は打消の助動詞の連用形で、「けり」は詠嘆の助動詞で、逢瀬を遂げる前の恋心なんて軽いものだということに、今はじめて気付いたという感動を表しています。
:【ものを思はざりけり】|「ものを思ふ」は恋のもの想いをする意味です。「ざり」は打消の助動詞の連用形で、「けり」は詠嘆の助動詞で、逢瀬を遂げる前の恋心なんて軽いものだということに、今はじめて気付いたという感動を表しています。

* 作者 [#c28fb32c]
* 作者 [#o1b053b2]

[[権中納言敦忠]]

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