いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな 百人一首

概要

伊勢大輔(いせのたいふ / いせのおおすけ、永祚元年〈989年〉? - 康平3年〈1060年〉?)は、平安時代中期の日本の女流歌人。大中臣輔親の娘。高階成順に嫁し、康資王母・筑前乳母・源兼俊母など優れた歌人を生んだ。中古三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人。

逸話

百人一首』にも採られて有名な「いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな」の歌は、奈良から献上された八重桜を受け取る役目を、紫式部が勤める予定のところ、新参女房の伊勢大輔に譲ったことがきっかけとなり、更に藤原道長の奨めで即座に詠んだ和歌が、上東門院をはじめとする人々の賞賛を受けたものである。


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