色々とアレゲなツアー(2009.09.26)

いきなりの失敗

 今回も華麗に(誰も見てないが)峠の説明を!と思ったのだけど、いきなり ツーリングマップルを忘れていき当初の予定はグダグダに なってしまった。そのため華麗な解説はどだい無理だし、そもそも現在地のよくわからない集落などもあった。
 まぁ、わかってるだけでも判明している本日のルートを地図で示しておこう。
 今回のテーマは 「都道・県道めぐり」 である。
 奥多摩湖の先、丹波山(たばやま)から山梨県道18号を走って小菅村に向かい、先日の国道139号を少しかすってから鶴峠に向かう。そのまま東京都に入り、檜原(ひのはら)村を抜けて旧五日市、あきるの市に至るコースである。アプローチルートは都内からで、起点・終点ともにあきるの市。丹波山までの移動は国道411号で奥多摩を通った。
 今後のショート・ツーリングでは積極的に県道や広域農道を使う予定なので、そういうののスキルアップも狙っていた。ショートだし、50cc以外で走るだけなら半日もかかるまい。むしろ釣り場もキャンプ場も温泉もあるエリアであり、余裕をもってまったり遊んでみてほしい。

まずはアプローチ

もっとよいアプローチ方法があるのかもしれないが、八王子道路感覚レベル1の私は凝ったルート選択ができない。そんなわけで早々にR411に飛び込み「本当にここでいいのか?」と電柱の街道表示と相談しつつ走る事になる。

 なお、電柱の街道表示なんか見ている事でわかるように、スピードはほとんど出していない。昔の私ならありえないようなゆったりペースでツーリングする事が最近は多いのだが、理由は簡単である。もちろん技量がない事もあるが、 ゆっくり行かないと面白いものを見落としてしまう 事を経験上思い知らされているからだ。
 私はワインディングをかっとばすために来ているのではない。むしろ、まったりと遊びに来ているのだ。

 写真はR411の途中のファミマである。奥多摩表示が出て、確かにルート選択に間違いがないことを確認してから休憩となった。が、 ここでツーリングマップを忘れている事が判明。 幸いにも携帯がGPS内蔵なので、今日はこれとGoogleマップだけに頼って移動してみる事にする。(元々GPSつきにしたのは、こういう時のためだったのだ。いやな意味で願ったりかなったりになってしまった)

 眠いのでスタミナドリンクと果汁グミを買う。朝食はまだとらない。食ったら寝てしまうからだ XD
 なお些細な事だが、R411を奥多摩方向に向かおうとすると、このあたりではなぜか ファミマは(ことごと)く進行方向の右側に位置 してしまうので「左側に寄りたいよぉ、でもセブンイレブンは嫌だよぉ」という貴方、あきらめて右側のファミマに寄りましょう。

たぶん鶴峠付近

ここに至るまでは退屈な移動だ。奥多摩のトンネル群のコンクリ吹き付けの補修後でものんびり見つつまったり移動しよう。この日は奥多摩の駐車場でHONDA Wave125とご対面する事ができたのだけど、暗そうなヲタ兄さんのものだった。彼は私が隣にCLを止めるとビクッと反応し、私がトイレに行っている間にそそくさと愛車に駆け寄り、挨拶する間もなく速攻で立ち去ってしまった。
 なんだかな。そんなに私が怪しいのかい orz
 ちなみにこの日はチャリンコ軍団がいて、終始彼らと走るようになった。
 写真は丹波山から入り、峠を越えてからのもの。R411からの分岐だけど、丹波山(最初、タンバヤマだと思って大江山を思い出したのはここだけの話だ)役場の横をおもむろに抜ける「こんなとこでいいの?」と困惑するようなものすごい入り口である。もちろん険道だと思ってそのまま入るべし。
 実際このへんはかなりの田舎である。 そこいらで普通に牛飼ってる し、由緒正しい日本の田舎を未だ地でいっているところが頼もしい。……でもニワトリの姿はあまり見なかったなぁ。  

謎の観光施設でトイレ借りる

じっと見てて意味が判明

オープンしてない公民館兼土産物屋みたいなところにとびこんだ。集落名がよくわからないが、県道521/33号交差点よりは数分手前だった。駐車場にバイクをとめて、外の畑で何か世話していたほっかむりのおばちゃんに声かけた。 「すみません、トイレないでしょうか」 。<<ぉぃ
 おばさんいわく、施設がオープンしていれば中のトイレが使えるとの事だったが、準備中なれど開いていたので使わせていただく。やべーやべー、漏れるかと思ったぜ orz あきるの市のファミマで出なくて困ってたんだよね。 <<いいかげんにしろ

で、改めてまわりを見たんだけど……何か変なのだ。

この集落、実は至るところにカカシがある。正確には、カカシを改造して警官やら歩行者、飛び出す子供などを地区内のあらゆるとこに配置してあって、いちいちビビらされるんだけど、ここに入ってくる入り口のところに、なぜかイノシシが作られていたのだ。しかも何か女の子みたいなのが乗ってる。もちろん岡崎汐ではない。

 なんなんだと思っていたら、宮崎ロボ発見!「なーんだ、宮崎ネタかぁ」こんなものまでカカシと同じように作るとは。やたらリアルなイノシシをみて、たぶんこのへんにも出るのだなと感じる。

その他の施設写真ほか

いろいろあったが、どれもこれも手作りらしい。何もない村落かもしれないが、きっとコミュニティのつながりは強いのだろうなぁ。

 しばらく休み、ファミマで買ったグミを食う。たばこを吸わなくなってしまったので、手持ち無沙汰な瞬間があるのがいけないね。まぁ撮影しているのは一服の代わりなんだが。

 閑話休題。

 ここで考えたのだけど、 ハンドルバーに三脚を固定して防水・防塵式のコンパクトカメラを置きたい と思う。信号待ちなどでひょいと手を伸ばして目の前の景色を撮影するためだ。あとでビックかヨドバシに見に行ってみる事にしよう。

檜原へ

檜原(ひのはら)への移動は特に変わったことはない。二枚の写真はメモで、橋は分岐より前にあった。廃道が横に伸びているが、林業用の作業道かもしれない。どちらにしろ、千葉県の旧道のように「あの先には隧道があるかも」とか期待のもてそうなところではなかった。あっても完全な廃道でCLは入れまい。

分岐でメモしたのは少し迷ったからだ。県道33号で峠越えして東京都に戻った。

このあたりの道全体に言える事だが、廃道だか作業道だかよくわからないような道が無数にのびている。わざわざCLで入るような道はほとんどないが、後述する一本の道だけは、乗り物が一切入れないにも関わらず強烈なインパクトを持っていた。

うお?

途中、まったりと走っていたら、対向車線の向こう、川面の方に細い丸太の橋みたいなものが越えた。迷わずバイクを止めて見に行った。

今どき珍しい徒歩専用の地域製の橋だ。橋の向こうも獣道みたいなのしかない。

とりあえず撮影する。こんなおいしいネタをとらんでどうする?

下まで降りていきたかったが、地元のばっちゃが見ているようで、あえなく降参。うーむ。渡ってみたかった……。

帰るだよ

(2009/09/26)当日、あきるの市に向かう途中は道路補修工事箇所がたくさんあり、また交通取り締まりもやっていた。険道だからと油断していると痛い目にあうので要注意。

写真をとっていないが、CBR150(タイ製)としばらくつるむように走った。なかなかいいバイクです XD

また、帰りの都道も原付狙いの白バイがあちこちで「交通の流れに乗ってる50cc」を捕まえていた(お小遣い稼ぎ?)。短い旅を楽しく終えたい人、気をつけよう!

帰りにいつもの店でごはんを食べようとしたが、 単車を止められる場所が全くないのに愕然。都内じゃ単車はもう邪魔者でしかないのか 。とりあえず一度戻り、シャワーを浴びて着替えてから、空きっ腹を抱えてお店に急いだのだった……。

(おわり)

おまけ

本日かかったお金:

内訳 燃料 金額ほか メモ
燃料 ガソリン 1001円(211km。130円/リッター) 燃費: 27.4km/l
有料道路 なし 0円 近郊なので。
食べ物 果汁グミ 約120円? レシートもらってない
飲み物 ドリンク剤 約160円? レシートもらってない。目覚まし

ツーリング燃費ですねえ。 特に燃費走行したつもりもなくてこれです。400ccでこれなら悪くないでしょう :D