そりゃ初伊豆じゃねえですな。ってタイトルから落ちてんじゃねえよ!
東京→R1→横浜→R134→西湘バイパス→R135→下田→R136→県道16号→(弥陀山隧道)→R136→土肥→県道17号→(隧道辻)→R414→東京へ戻る
去年と同じように深夜発(1:30くらい)となった。
ただし今年は都内で迷わなかった。なぜならR1での神奈川県までの移動は春に自転車で経験済みだったからだ。もっともその時はアプローチが今回と全然違ったのだが、何とかうまく入り込めるだろうという漠然とした予感はあった。
わざと明治通りを使用する。ここまではわかる道だ。R246をまたぎ、さらに進む。途中で現在地がわからなくなるが、ほとんど同時に自転車で見た景色に遭遇する。よし、あとは道なりにいけばR1に突入できるはずだ。
R1到達。あとはこのまま移動である。
神奈川県、中でも横浜近辺は土地勘がないと迷いやすい。特に住宅地は最悪だ。足掛け18年もいたのに全然土地勘がない私が言うのだから間違いない。ゆえに、変な道はたどらずにわかるとこだけで行く。
燃料がやばかったので横浜新道の手前で給油。下田に行く前にどこかでダメおし給油できればいいんだが。ま、そんなこんなで横浜新道を通過する。
去年と最大の違いは湘南海岸より向こうの有料道路だろう。無料化実験の対象区間が多いのだが、そのせいで今年は深夜帯にも関わらず大型トラックが切れ目無く通る道と化していた。R1や高速から流れ込んでいるのか。その全てが伊豆方面に行かず東海道沿いに消えていったから間違いないだろう。
これ、まずくないかな。
道路は生ものであり、放置すれば痛み壊れ、最後には人も通れなくなってしまう。海辺の道や山の中の道など、絶えず自然界からの帰化圧力にさらされる道ならなおさらだ。
四年も放置されれば、道によっては致命的な破損も迎える事もありうる。そしてそれらの修復には何百億とかかるかもしれない。
こんな重量車がひっきりなしに通るとなれば保守費用は当然例年より跳ね上がるだろうが、民主党政権は素人に仕分けをやらせた結果、道路保守に関する予算まで仕分けてしまっているようだ。たとえ非効率的だろうと事実上の管理業務をしていた者まで仕分けてしまった可能性は否定できまい。素人の悲しさと言えば聞こえはいいが、国の予算を振り回している時点で重罪だ。国民のライフラインを間接的とはいえ破壊しているのだから、この責任は重いぞ。知らなかったで済まされはしない。
もちろん彼らはわかってやっているのだろう。自分たちは政治家という自覚があるのなら、然るべきところで全員、きっちりと責任をとって消えて欲しいものだ。
まぁいい、
閑話休題。
東西流通を担うトラックたちは沼津や御殿場に向かう。私は伊豆にひとり降りていく。相変わらず深夜の東側は静かだ。
伊東にセルフのスタンドがある。これ外すと深夜帯はスタンドなさげなので、ここで給油。コンビニも横にあるので休憩にいいでしょう。
伊豆半島の移動はそこそこ時間がかかる。深夜発といえども目ン玉吊り上げてぶっ飛ばしてない限り、国道ツアーでは下田に向かう途中で夜明けになるだろう。
下田を通過すると、次の目印は石廊崎になる。いかにも南伊豆らしいのどかな土地が広がる。水辺が町に近い。
そうこうしているうちに本日の第一ポイント『
大正十二年生まれ。なんだ、うちの大伯母さん(大正八年)より歳下か(ぉ
県道をぐるっと周り西伊豆に入る。
ここから先は、たぶん過去にもほとんど来た事のないエリアだと思う。
小用休憩した旧隧道。新道側は『室岩洞トンネル』となっています。残念だけど詳細不明。
見た瞬間に急停止。「おおー、こりゃ古いぞ」帰ってから調べたところ大正三年生まれでした XD すげえ。
最後。西海岸を堪能しきってR414に戻ろうとした、まさにその交差点がこれ。山いがに以前出てきた「八つの隧道が開口していて、なおかつそのひとつは坑内分岐つき」という凄まじい隧道辻だ。ま、三つは水路隧道なんだけどね。
(このエリアは再訪が必要らしい。山いがを見たら、信じられないほどの隧道の数にぎょっとした)
(movieあり)
一本目。R414沼津方面(中で明治生まれの旧隧道(現在は歩道)と分岐)
(↑御場隧道といってこっちは旧国道らしい。現地で国道と勘違いしたのは小さいが立派な隧道のせいだったが。なるほどそうか)
山いがにおいて、第二江ノ浦隧道(仮称)と称されている古い隧道。→(山いがさんの該当記事はこちら)
まわりが町になってしまったが、津波対策の高台として残されている。
終盤の隧道群は完全に想定外だったのでデータをもってなかった。再訪を誓いつつも帰途についた。 (おわり)