静岡・山伏峠

アプローチ
峠に向かう道のり
道路概況
トンネルがあります。
山伏峠
この後

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静岡と山梨の県境にして標高2000mオーバー、『山伏峠』にいってきました。

 最近すっかりボイトレづいて、ややもすると「あーあー、あえいおうー」とか叫んでる変態おやじですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 世の中すっかり春でして、まもなく大弛峠なんかの冬期閉鎖も解けるはずです。そんなわけで、山梨県と静岡県の県境としてはわりとマイナーだと思う標高2000mオーバー(!)の峠道『山伏峠』にいってきました。

アプローチ

ここが分岐です。

 国道52号で甲府から入っていくと「左は国道300号、右が県道」という交差点にぶつかります。国道300号だと精進湖方面に進みます。ここは県道に。入ってすぐのところに道の駅があるので、おしっこ等はすませておきましょう。この先にもあるけど、 分岐より向こうにはそういう洒落た設備はありません

 『→山伏峠』と書いてあるから分岐はわかりやすい。けど、妙に字が古びてるのを気にしちゃいけません。のどかでイイ、そう考えましょう。実際この先はとても静かでいいと思います :)

峠に向かう道のり

道路概況

写ってないけど、コーナーは崩れた土と石くれで路盤が見えません。うっかり突っ込むと自爆!

 ズバリ険道です。1〜1.5車線の道がデフォルトですし、落石ごろごろです。今回はなんと、 完全に路盤が崖崩れで埋没している箇所があり、信号機でなく人間が誘導してユンボで固めたとこを通してました。 まだ崩落中(!!)との事で工事のタイミングを見計らっているようでしたが……本当、落石ごろごろはデフォです。本当に注意してください。

(そんな状況でも一般車両通しちゃう時点で、ものすごい田舎とわかりますね。迂回路もないし、とても助かったけど^^)

 なお、2009年版のツーリングマップに未舗装ありとありますが、2010/05/22現在は全舗装でした。ただし、非常に路盤がヤワで今回も完全崩落が一ヶ所ありましたし、 路面が見えない程度に崩れた土や石くれが積もっているのはわりと普通に、かつ無数 にありました。もちろん舗装に穴が開いてるだのというのもそこいら中にありますし、なぜか橋の上にバラスを敷いてるとこもありました(強化?@@;)。こんなとこなので、ロード車でのんきに走ろうなんて考えてたら大怪我するかもしれません。気をつけてください。

(とはいえ、うちで紹介してるとかって、一部例外除いてはそういうとこ多いけど^^;)

ちなみに、ここ。

 途中にありました。偶然ですが『山いが』で以前紹介されていたやつですね。パシャッておきました。

トンネルがあります。

 基本設計が古いですが、何度も改良されているようですね。ひとつサンプルで撮りました。

 トンネル動画もサンプルでとってます。これです

 シンプルなトンネルばかりだけど、もし興味があればまわりの地形などを見ながら走ってみてください。どういう経緯゛作られたのか、どういう風な効果を狙って掘られたものなのか。構造的・歴史的興味をもって見ると、たかがトンネルでも面白いものです。

山伏峠

 本当に何もないです。2000m級のうえになかなかの絶景なのに、石碑すらもない。そこいらのチンケな峠が鼻で笑えますよ。

合併なんて絶対間違ってるよ。ここから静岡市内まで何kmあると思ってんだ^^;

登山道入り口になってます。

山梨側はここまで林道です。ていうか静岡側も林道なんですがw

静岡側はだいぶ路面綺麗ですが、やっぱりゴロゴロです。気をつけて帰ってくださいね。

この後

 静岡側に降りました。あの崩落地に戻るのは嫌……だったからでなく、山梨側に降りきる燃料がもうなかったからです(ぉぃ。ちなみに静岡側も、落合の集落までGS全然ないと思ってください。まじで。山梨側と合わせると70kmくらい何もないのか?

 山の中でうろうろと遊んで百数十キロ。ちなみに一本道間違えると山に戻ってしまうとこがあるので、地図は必ず見たほうがいいです。

 バイク屋でオイル交換してもらって帰りました。

 山遊びしすぎ。何か肩こりました。バイクのオドは約500kmを記録していました。