最初は下見のつもりだった。
自転車で犬越道隧道にいってみたい、ただそれだけのための下見をオートバイでするつもりだった。ただ道志村に直接行く方法がないので、藤野か上野原から山越えで道志村に入る必要がある。そのためのルート探索のはずだったのだ。何本が辿って、その中から道を探すはずだった。
ところが驚いた。うちのチャチな折りたたみじゃちょっと行けないような凄まじい道をみつけてしまったのだ。
なお、写真その他の都合で本レポートは2010/04/03と04/10の合同企画となった。
うまく線が出てないな。あとで調査する。
この林道、全舗装でよく整備されているのですが、そもそも路肩や斜面の覆工ってやつをやってない箇所が大量にあります。(おそらく道志村側はしっかり固められている。峠に近い区画だからたぶん秋山村側じゃないかな?)おまけにこのへんの土質は柔らかく、ぼろぼろ崩れます。
そんなわけで、我々の頭よりデカい落石とかがぼろぼろ落ちてたり、崩れた土砂でアスファルトが見えないとこなんかもあります。しかも落ち葉がその上に積もっていて路面がわからないとこもあるので、舗装だからと油断して走らないでください。 一応ガードレールあるけど死ねます XD
ここよりは奥多摩の神戸隧道の上の方がいいかな?あっちはやたら長いうえにクマの噂があるんですが……。
でも実はこの道の上、 秋山村の道端にも熊出没注意の看板があったり (大汗
野原林道を登りきると三叉路があります。左手は露骨に下りで道志村に戻り、右にいくとすぐゲートがあり、そして厳道峠の広場につながっています。
この道を降りると、道志街道で「厳道峠入り口」という小さい看板のあるあたりに出る。
だが要注意。こちらの道は 道路を川が横切っていたり、とにかく全面的に湧水じょろじょろ である。それをおがくずや枯葉が吸って堆積していて、時期を間違えるとどえらい目にあう。
だが野原林道だって 落石ごろごろで凄い場所がある わけで、似たりよったりではあるが。
単車のツーリングレポートではあまり見ない峠道。平成元年開通だそうで、秋山村と道志村をつなぐ連絡道です。
てっきり古い道かと思ったら、平成二年の文で「二年前の開通から交通量が増えた」事について書いてあってびっくり仰天。おいおい、こんな渋い細道なのに平成生まれなのか!
峠であり十字路なんだけど、交差してるのって 縦走路と登山道 なんだよね……すげえ雰囲気あるなぁ
実はこの峠、チャリで犬越道走ろう計画で連絡路にしたかったんだけど……こりゃ私にゃ無理っぽいな(泣
のどかですね。山から降りるとこんな道がずーっと続いて、秋山隧道の近くに出ます。秋山温泉の入り口でもあり、厳道峠から丹沢に抜ける(つまり道志村→犬越道方面)登山コースの案内の看板のあるところに出ます。ちなみに 登山コースは五時間強かかるそうです(おお!)
実は県道に向かう道の途中、どうも進行方向の左上(西側)に旧道らしいのが見えるんですが……途中に隧道もあるみたいなんですよね。結構綺麗です。
これなんだろ。他のレポートにある新しいトンネル?でも場所が変な気がするんですが?むむむ。
山梨県道35号を使う人なら、上野原に抜ける前にある秋山隧道をほとんど全員の人が通っているはずだ。ここと、それからうちで何度か特集した天神隧道は35号の東の末端部分の特徴的トンネルなのです。
しかし、天神隧道に比べて秋山トンネルは妙にモダンで綺麗だ。新しいんですよね。で、地図を見ると旧隧道がありありと存在する。ならばと見に行ってみました。
名前が全然違うのか。これはちょっと肩透かし喰らいました。てっきり同名か何かだと思った。
南側に霊園とか学校とかあるようで、今も綺麗に整備されてます。ちゃんと通り抜けできますよ。
そういえば、と二十曲峠に入れるかと行ってみたが。
閉鎖箇所は釣り人がたくさんいた。自然環境的には居心地悪くない空気なんだけど、人間がちょっとダメっぽいので退散。
忍野村からならば入れるんだろうけど、私ゃパスハンターというわけじゃないんで、通り抜けできないと興味わかない。
チャリンコならいいかもしれないけど……それはゲート破りという意味で、たぶん行政側としては入って欲しくないんだろうなぁ。 ジョギングのおじさんが忍野村側から峠越えて走ってきて驚いた が。ふむ。
帰りは和田峠を通った。ここはここで面白いが ハイカーがもの凄く多い のがちょっと……ううむ
(おわり)