20年を越えた御前崎(Omaezaki)

きっかけ
御前崎とは
走ったルートと記録
第一区画・夜行(国道246号で静岡県に突撃)
第二区画・駿河(三島〜朝比奈)
第三区画・夢幻(国道150号で御前崎へ)
ルート

 今回は普通のツーリング日記です。

きっかけ

 今を去る事少し前。長きにわたり連邦議長を勤めていたマドゥル星系アルカイン王国であったが、国王が亡くなり、ただひとりの生き残りであるソフィア姫はイーガ帝国に嫁いでいるため跡継ぎにはなれなかった。新しい議長国は未だ決まっておらず、とりあえず各国の連合が臨時に議会を編成したものの求心力の急激な低下は避けられない。こうして銀河系宇宙は再び昔のように乱れ……ってちょっと待った!それはここのネタじゃないから!(汗

 えーコホン、やりなおし。

 今を去る事約20年(すこし)前。神奈川県横浜市緑区(現在は青葉区)の某所に数名のアホ太郎がいた。

 その者たちは、ひとりひとりは決して阿呆ではなかった。しかし数名集まるとなぜか阿呆になった。たとえば、いきなり三月はじめに「日本海を見にいこう」と走り出して関越の向こうで周囲のスキー場がみんな営業中なのにビビリまくったり、そういう事を年に何度か不定期にやらかしていた。そしてこれは団体ベースの話であり、個人ベースのアホツアーを含めると総数はその数倍になったと言われている。

 そんな彼らなのであるが、彼らが結局成功させなかった、あるいは成功させたものの微妙に消化不良を残したツアーが存在する。そのひとつが『御前崎ツアー』であった。

 今回はここをCL400で制覇してみた。

 なお今回、この周辺に大量の自転車道を確認している。元々、富士川大橋を渡ってみたいという願望もあり、いつになるかわからないしブツ切れ確実だが、輪行して自転車でも行ってみたいとも考えている。(いや、全線通して走ってみたいけど、それはもう自転車の車種から考えたい)

御前崎とは

 もちろん江崎グリコの変名ではないし、私のはじめてのバイクを引き取ってくれた友達の事でもない。静岡県の南岸にある岬のひとつであり、石廊崎(いろうざき)には行ったので次に向かうべきと考えていた場所でもある。付近を国道150号が通過し、浜松も静岡も遠くない。

 全国的な知名度は残念ながらかなり低いのだが、個人的には有名な場所である。

走ったルートと記録

 以下は記録である。

第一区画・夜行(国道246号で静岡県に突撃)

出発。

 目覚ましは2:30にセットして寝ていた。寝覚めに時間がかかるため、出発は3:40くらいになると計算していた。

 だが今回は事前の睡眠もあったと思うが、結構荷造りで迷ったにも関わらず3:00ジャストには出られた。また目覚めた時の重苦しい眠気や立ち上がりの遅さも感じなかった。睡眠が足りている事もあるとは思うがこれまでにはなかった事だ。

 まだ結論には早すぎるが、なんらかの変化が起きているのだろうとは思う。

 健康のためにはじめた自転車なので、効果が早速現れているのかもしれない。しかし現状、平日に10〜25kmほどのを三本程度走るというペースであり、はっきりいってマイペースそのものである。なるべく毎日走るという方針がいいのかもしれないが、今後の経過が注目される。

 環七通りの近くで246に入り、走り始める。

 走り始めに感じていたが、さすがに少し足元が寒かった。伊勢原で「これはいかん」とオーバーパンツを履く。そして少し食べて、再び走り出した。指の感覚が鈍くなっていたのでカフェオレ、それと白いドラ焼きである。

 御殿場〜三島の道筋はかなり改善が進んでいる。渋滞の元だった交差点もいくつかスルー可能になった。

第二区画・駿河(三島〜朝比奈)

 だんだん夜明けがきたが、同時に燃料もやばくなった。

 富士市で給油したがこれは失敗だった。このへんはセルフすらもレギュラーでリッター130円に達する。ほげげである。

 富士川で第二休憩。ここで、夜間外装B(ギター入れのビニールカバー)をパージ。

うにょらー!

漢の花道というのは上り線の話だそうで。こちらは無関係

 休憩が終わり、再び走りつづける。知っている道もあれば新規開拓された道もあり、うなりつつ走る。

 そのうち、以前も見たことがある変な地名に遭遇した。

 さて、ここでひとつの物語を語ろう。朝比奈(あさひな)に関する小さな話である。

朝比奈物語

 順調に一号線を西に向かっていた。バイパスなどがここ15年ほどでよく整備され、大変走りやすくなっていたのだが……。
 途中、地名に引きずられて藤枝バイパスの手前で一号線を降りた。そのまま山に向かい、 朝比奈地区(朝比奈川流域) にはじめて来訪。

 はじめてこの地名を見た時はいつだったか忘れたが 「変わった地名」 が感想だったと思う。当時はレブル乗りで、デニス・ホッパーと声優のレミー島田こと小山茉美さんのファンであった。
 次にこの地名を見た時は 「ち、ひと文字違うぜ」 と思った。そう、当時はいわゆるメモラーだったので「あさひな」という音は「 朝日奈 」と変換されていたのだ。
 そして今回、実に久しぶりにこのエリアを走って 「おおぴったりだ!しかも玉露の里!」 と目が点になった。もちろん『涼宮ハルヒの憂鬱』は未発売の最新刊以外は読み通しているが、私がどこに感銘したかは同作ライトノベルを読んだ方しかおわかりにならないと思うが、まぁいいのだ。とにかく立ち寄ってみる。初見は1988年のはずなので、22年ごしの初来訪だ。

 ここで冬季外装および夜間外装Aをパージ。ハンドルカバーもなくなった。

み○るビームっすかねえ(違

第三区画・夢幻(国道150号で御前崎へ)

 ふたたび路の子に。県道を通って国道150号に出て、そのまま再び西に。  着いた。

駐車場です。ちょっぴり感無量

 散策前に最後の冬季装備(オーバーパンツ)もパージ。夏用グローブがない他は完全に夏仕様となる。なんて暖かい日なんだ。

江戸時代の御前崎灯台についての記事。

今の灯台。

 この後の写真はない、すみません。箱根に抜けたが箱根はまだ路肩に雪いっぱいで、少々アレでした。天候悪くクソ寒かったので長尾峠はパスしました。  一休食堂でごはん食べて帰りました。

ルート

 東京→R246→三島→R1→静岡県道209→道の駅・玉露の里→県道209・210・208・81→R150→県道241→御前崎灯台→県道241→R150号+α→清水→R149→R1→箱根→R138→乙女峠→御殿場→R246→谷峨・一休食堂→東京

枝道含め、約520km少々。平均燃費推定24.0km/l(たぶん)