鋸山林道と神戸隧道etc

 子供の頃、自転車で朝駆けしませんでした?お休みの日の早朝とか、自転車で遠乗りして何食わぬ顔で帰ってくるんですよね。たまに遠乗りしすぎて叱られたり。

きっかけ

 今朝はツーリングお休みなのです。

 朝目覚めて、とりあえず外を見ると真っ黒。こりゃあダメじゃんと思うが同時に、生温かい感じもする。得も言われぬ予感これあり。

 そんなわけで「まぁ朝駆けだけ、ご近所にでもいってみっかー」と走り出しました。行き先は神戸(かのと)隧道(ずいどう)です。コウベズイドウと読みやがったらハンマーは飛んでこないですが苦笑されると思うので注意しましょう。

 え?近くないって?近いです。だって 東京都から一歩も出てませんし :P

場所


より大きな地図で 鋸山林道 を表示

 かなり山の中です。ていうか、ぶっちゃけ 八王子レベル2 くらいの私では南側からのアプローチは酷でした。それでもGPS携帯にものを言わせて、国道411号・長淵7の交差点から都道31号『秋川街道』に入ります。途中、二つ塚峠のあたりに有名な隧道がありますが私はパス。アプローチ道ごとゲートで完全閉鎖された隧道は、いくら歴史があっても私の範疇外であります。

 さて、道なりにずるずる走ると、 武蔵五日市駅 の通りで知らないうちに都道33号『檜原街道(ひのはらかいどう)』に切り替わります。次に県道205号の分岐を探すわけですが、『神戸岩』は名所らしく行き先表示があるので、それに従ってください。

南側分岐点。県道205上に「神戸岩→」と表示があります

 お茶とか仕入れたい方、ここの時点で持ってなかったら少し戻って買ってきてください。山に入ると自販機もありません。

隧道の手前の橋の袂にこれがある。

 このへんは観光客がいる事があります。要注意

檜原村側坑口

手前の橋も綺麗です。

 古い集落を抜けると、次第に鬱蒼とした山になってきてその奥にこの隧道があります。

コンクリは坑口付近。内部は素彫り+カクンと途中で折れ曲がる。

 昭和32年11月竣工となっています。意外に新しいようですが、途中で比喩でなく本当に折れ曲がるところといい、実態はもっと古いんじゃないかという意見が見られます。

 う~ん、どっちだろ。

 正直言うと、この手の素彫り隧道って年代が読みにくいのが多いのです。中身どころか坑口までマジ素彫りでコンクリ吹き付けすらもないって強烈な隧道で昭和33年ってのもありますし。坑口の形自体は確かに旧世代で昭和10年頃を思わせますが。さて、どうかな。

奥多摩側

北側に抜けたところ。とても東京都とは思えん

こっち側はこんな感じ。痛んでるなぁ

すみません、読めねえw

 なお2009/11/23現在、合計四ヶ所に通行止めの看板がありました。しかしこれは今年六月までになっており、「一応復活したけど、けどあまり通らないでねー、お願いねーXD」という淡い期待の元にあえて放置されているのだと思う。でも1空気読んで写真は載せません。

 けど2009/11/23現在は無事通れましたよ。まぁ、 急勾配&小川になりかけてるところ とか、 ヘアピン下りで路面にコケが生えてる とか、 私の頭よりでかい落石落ちてる とかありましたから、車種によってはすってんころりんとかちょっぴり要注意かな、というところもありましたが。あ、落石の心配はいらないと思います。 あんなの直撃したら心配する間もなく一瞬で天国でしょうし。 XD

 あと檜原側は0.8~1.0車線くらいで、たまに離合部があるけど車だと大変だと思いますよー XD

国道411号側アプローチ

国道411号線側です。

 神戸隧道はほとんど檜原寄りにあるため、鋸山峠が越えられないなら檜原方面からアプローチすれば神戸岩と隧道だけ見られると思います。でも檜原側は寒いですし、鬱蒼としてて見晴らしが悪い。峠までの檜原側の道は非常に細く離合の難しい険道なのですが、急峻ゆえに景色はどんどんよくなる。上の景色を見るだけでもぜひおすすめです。

帰宅

 帰りは国道411号から青梅街道。「カレーが食べたいな」と思ったけど、 CoCo壱番すらまだ開店してない 朝駆けの悲しさw 空きっ腹抱えて帰りました XD

(おまけ)氷川隧道

 歌いません<それは氷川k(ry

 えっと、国道411号線、鋸山林道出口から少し東京方面に走ると、新氷川トンネル手前進行方向右手に旧道があり、その奥にあります。

昭和8年竣工。だいぶリメイクされてる

 すぐそばに町営の温泉『もえぎの湯』があります。次は温泉ツアーかな XD

(おまけ2)メーター

もちょっとで24000か。ふむ

(おまけ3)今日のお題

項目 金額
伊右衛門 120Yen 今も残ってて飲んでる

給油するほど走ってない(150kmくらい)ので、今日はこれだけです。


1. 根拠は、現地には一切工事日程を書いておらず、現在進行形かどうかわからないようにしてある事。鋸山峠はFOMAが通じるので現地で看板見て工事日程をググりました。