善波隧道

 2009/11/14の富士ツアーは、他はともかくメインディッシュの富士山五合目が豪雨に阻まれ失敗してしまった。痛い経験だった。だが国道411号の甲府区間を全部走りきり酷道っぷりを堪能するなど別の楽しみもあった。

 で、そんな中で写真に残されていたものに、旧国道246号の善波隧道があった……あの雨の中とってたのね。自分でも忘れてた ^^;;;

位置


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秦野付近なのであるが、東京方面から向かうと新トンネルの直前に左に入る分岐があるのでわかりやすい……ラブホだらけなのである意味緊張しますが ^^;

東京側坑口

 昭和3年竣工(Web調べ)。

 化けトン(おばけトンネル)の噂のある本隧道ですが、昼間見ると単なる渋い遺構ですね。よく整備されているし、怖さも微塵もありません。

東京側坑口。

内部。おお、きちんと整備されてますね。

煉瓦巻きっぽい工法でコンクリブロック使ってます。今はやらない工法です

松田側坑口

名前が何とか読める。歴史ですねえ

松田側坑口。こちら側にはラブホとか全然ありません。

 東京側と比べて、まるで別世界のように静かです。アスファルトもだいぶ削れてしまっていて簡易舗装のようで、本当にここが国道246だったのかと思ってしまいます。

課題

 現地ではわからなかったんですが、さらに旧道(というか往還道そのもの)である『善波峠』が現存するようです。靴持って再訪してみようかな?

おまけ1:国道411にて

おお。

 国道411号の丹波山(たばやま)集落より西の区画です。なかなか山深い景勝地なんですが、ここでは旧道を積極的に塞ぎ、土盛りして固めています。そうしているうちに草木が芽吹き、土地として安定していって最後は山に帰るという事だろうか?写真をとったのは丹波山トンネルのそばなんですが、すでにガードレールも落ち、元の路盤も(少なくとも素人目には)わかりにくくなってました。

 だけどさ、ちゃんと土盛りする前にアスファルト剥いでるの?定着する前に今回みたいな雨で流れちゃったら下の川はどうなるの?

 ちゃんと対策とれてるのかな?心配になる光景でもありました。

おまけ2:??

(よそカブです。問題あれば削除します)

 「なにこれ?」と思ったあなたは一般人。「なんだカブじゃん。で?」と思った人はバイク乗りかも。

 んで「お、サイドMDいや(郵政)メイトか?ポンづけできるのか?ロウづけ?ノーマルどしたのよ?」と言い出す人はマニアか超ツアラー XD

おまけ3『ギタレレ輸送試験』

豪雨の中、これ背負ってました。

 使えそうなザック(メッセンジャーバッグだなこれ)がありました。帰省用の旅行かばんの代用なので輸送専業にはできませんがちょっと試してみました。

 口をあければうがいができるほど(バイクで走りながら「がらがらペッ」したなんて生まれて初めてだよ…… ^^;)のとんでもない豪雨の中も耐え抜き、ちゃんと演奏できました。さすが老舗のメッセンジャーバッグだ。

 さすがにギタレレは長すぎヘッドが少し出ちゃいまして、そこからわずかに浸水。しかしボディの被害はほとんどなし。ん、遮水結界をもう一巻きすれば完璧のようです。

 けどやっぱり紐リュックじゃないとダメだな。横から浸水の可能性というのは痛すぎる orz