HONDA CL400

 愛機HONDA CL400です。

 元々1500台しか作られてないという噂もある超不人気車CL400。それを個人的事情で何年も腐らせていたせいで、復活した今も、来年五回めの車検が来るというのに24400kmしか走ってないという素敵ぶりです。ちなみにこの夏の時点で19000kmだったわけで、9~11月で5400km走った事になります。既に今までの二年分走ったか ^^

 XL400Sに憧れて自動二輪とった人間なので、この系列に触れていられるので最高です。しかし 壊れたら後継車種がない のが悩みです。

  (HONDAの営業さんに問いたい。XR250もCB400SSも無くしてXR/XL系の火を完全に消してしまったのは個人的にどうかと思います。まさかXR230とCB223Sがそうだ、なんて言いませんよね?)

 乗って走った印象はズバリ 『CT400』 。跨ると異様に立ちの強いライポジに驚くと思うのですが、路面の悪いところでのコントロール性は抜群です。そのかわりに高速では風を全身で受けちゃいますが ^^ こんなバイク今どき珍しいぜ。孤高というか時代遅れというか……しかしこれがツーリングで高得点。伊豆の天城山隧道で、雛鶴隧道のアプローチで、あるいはニッチツの廃墟で。突然現れた深い砂利、あるいは舗装とはいえその舗装面が全く見えないほどの荒れっぷりの道をてろてろ走っていてしみじみと 「ああ。これ設計した人たちはこういうのを想定してたんだろうなー」と思った ものです。

 ピカピカにする気がないのでいつも薄汚いです ^^; 時々軽く掃除はしてるんですが「一点の曇りなく磨き上げてワックスかけて寝かす」などとほざく奴が個人的に大嫌いなので「機関正常ならそれでいい」「走ってなんぼ」という主義に徹しています。

 ゴールドタンクなのは妥協です。当時はホンダレッドがないのを悲しんだものでした。

 ハンドルがレンサルになっています。一度曲げちゃった時に勧められて装着したもの。

 後ろのボックスは友達の寄贈品。今もバリバリ愛用してますぜ!>T氏

 ミラーが右だけ角型なのは理由があったんですが……もう必要ないな。戻すか

 容姿には結構遍歴があります。レンサルのハンドルを取り付けてくれた友人は、フロントキャリアも自作つけてくれていました。しかし何年も腐らせていたせいでキャリアまわりがガチガチにサビつき物理強度はともかく心理的に不安なほどになり、復活の時に思い切ってお別れしました。AG400って感じでお気に入りだったのですが。

キックのみです。これがいいのだ

 やたらと踏みしろのある、くそ長いキックペダルは憧れでした。そのポンコツXL400Sのお兄さんは当時、NSR250Rと両方持っていたのですが、ツーリングは結局そのポンコツXLだと苦笑いしてましたっけ。 ヘリの風切りみたいな低くて静かなアイドリング に大人を感じ、寸足らずのMTXのペダルがかっこ悪く見えたものです。そんなわけで免許をとったのでした。まぁ肝心のXLはもうなくて、BAJAはいまいち馴染めなかったのですが。レーシー過ぎたんですよね。

 ツーリングバイクとして愛用しているので、簡易舗装や砂利道が苦手では使えません。こういう用途にはスクランブラータイプがいいのですね。 モタードは欲しい方向性と100%正反対 なので選択肢にならないですし、純粋オフ車は行き過ぎなのです。軽くてシンプルなシングル車や実用車で充分なのですね。