未だSnapshotらしいEmacs22なのだけど、mule-ucsがなくとも最初から組み込みになってて速くなっている。
これは正直ありがたい。サイトのUTF-8化を進めているウチではUTF-8なエディタが必須なのだけど、もっともマシンパワーのないノート環境では古いPentium(MMX相当)に128MBのメモリ。こんな環境でMule-ucsを読み込んだらどうなるか。言わなくってもわかるだろう。
で、Emacs22。かなりよさげなので、うちの環境に組み込んでみることにした。
環境によってやりかたが違う。Debian sargeとDebian etchについて解説したい。
Debian sid(unstable)からソースパッケージ(emacs-snapshot)をもらってきて組み立てればいい。2006/01/18現在、必要なパッケージが揃ってたら一発で構築できます。
上の手段が使えません。いろいろ古いらしくたくさんひっかかるから。
apt検索をしてsargeむけsnapshotを作られている方はおられないか探してみたところ、ひとりおられました。ありがたく使わせてもらいましょう。
そして、# aptitude install emacs-snapshot-gtk
$ emacs-snapshot-gtk
どちらも今のEmacs21.*と共存できます。しかしmule-ucsが入っていると「emacs22を動かしているのにmule-ucsを読んでしまう」という間抜けなことになりかねません。
起動時にmule-ucsを読んでるっぽい(今までと遅さが変わらない等)の場合、思いきってmule-ucsを消してください。
# aptitude remove mule-ucs