C言語に思うところ

 うちのホームページ本体は静的なものだけど、その原稿はすべて自作タグつきのプレーンテキストで保存されている。これをHTML化するのはEmacsMuseだったり自作のRubyスクリプトでやっているし、アップロードにはlftpを使っている。

 正直なところ、この程度の雑用スクリプトはコンパイラ言語を使う必要性など全くない。スピードより柔軟性の方が重要だからで、はっきりいって「別の言語で書いてみたい」なんてのは自己満足以外の何者でもないだろう。

 だがいいではないか。プロより粗雑だからといって日曜大工が無意味ではないように、コンピューティングだってそういうものだと思う。


 そんなわけでC系列の言語を何度か利用しているのだが、いくつか困ったことがある。その最大のものはズバリ、生のCはもちろんC++ですら、標準の正規表現ライブラリがないって事だろうか。これは本当に困った。

 プログラマの種類によっては「標準の正規表現ライブラリだぁ?」と笑うむきもあるかもしれない。が、当たり前のように文字列を正規表現でいじっている種類の者にとってみれば、regexpは空気のようなものだ。あって当然のものなので、ないとなれば「別の言語にいこうっと」となる。でも、そうなると私の知る限りC系列ではC#くらいしかない(注:Windows限定の処理系にはあるようです。でもそれでは意味がない)のであって、やっぱりちょっとそれは勿体ないと思うのだ。