hachikunはお掃除が苦手です。だからこその話。
「料理の苦手な人ほど、凝ったものを作りたがる」って話をご存知でしょうか？まぁ結論から言いますとこれは当然と言えば当然の事。つまり料理のイロハを知っていれば、素材を生かして軽く炒めただけとか、さっとお湯を通しただけでもおいしく食べられるものがある事を理解できるのだけど、それすらも知らないし食材加工のセオリーみたいなものも知らないでしょう。結果として市販のレシピや誰かの作ったおいしい料理の記事を参考にする事になり、自然と凝ったものに挑戦せざるを得ないのです。
これは別に料理に限らない。いろんな分野にいえる事です。
たとえばネットの黎明期に、個人の日記サイトにわざわざ専用線を引いて強力なサーバをたて高額なデータベースを導入したうえで日記システムを実装した人がいました。ある意味それは「私はこういう事もひとりでできますよ」という当人のディスプレイ目的もあったそうですが、逆にいうと彼は、お金をかけずにやろうと思えば回線等以外はすごく安くする事もできた。彼はエンジニアだからです。裏返せば、そういう方法論を知らない素人が同じ事をしようとすれば、彼のように本格的なシステムを構築するより他に選択肢はなかったでしょう。
さて。長い前置きはここまでにして。