Pythonでclassを別ファイルに
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[[今さらPython]]
- classを別ファイルにする。
classをカプセル化する意味はここにあります。
前作った fortune でやってみますか。~
fortune_ini.py にclassのみおいて読み込んでみますね。
* fortune_ini.py [#vf6e7ece]
#!/usr/bin/env python
import os
import random
import re
import sys
class Fortune:
def __init__(self):
self.get = ""
with open(os.environ["HOME"]+"/.fortunerc") as f:
x = f.read()
x = re.sub(r'\n+$','', x)
s = x.split("\n%\n")
t = len(s)
i = int(random.random() * t)
self.get = s[i]
単純明快ですね。~
* fortune.py [#sbe0c5f5]
#!/usr/bin/env python
import sys
import fortune_ini as fort
d = fort.Fortune()
print(d.get)
sys.exit()
* 実行結果 [#r9777818]
$ fortune.py
朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代...
* データ [#d30e838b]
.fortunercの内容も出しておきますね。
* .fortunerc [#d75ab3f1]
秋の田の 仮庵(かりほ)の庵(いほ)の 苫(とま)をあら...
%
春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 (持...
%
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりか...
%
田子の浦に うち出でて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪はふり...
%
奥山に もみぢ踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき (...
%
かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞふけにけ...
%
天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも ...
%
わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり...
%
花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめ...
%
これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも あふ坂の...
%
わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ あまのつ...
%
天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ...
%
つくばねの 峰より落つる みなの川 こひぞつもりて 淵となり...
%
陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし われならなく...
%
君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ...
%
立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来...
%
ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくると...
%
住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人めよくらむ ...
%
難波潟 みじかき葦の ふしの間も あはでこの世を 過ぐしてよ...
%
わびぬれば 今はた同じ 難波なる みをつくしても あはむとぞ...
%
今こむと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ちいでつるか...
%
吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ...
%
月みれば 千々に物こそ 悲しけれ 我が身ひとつの 秋にはあら...
%
このたびは ぬさもとりあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまに...
%
名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしも...
%
小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ...
%
みかの原 わきて流るる いづみ川 いつみきとてか 恋しかるら...
%
山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人めも草も かれぬと思へば...
%
心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花 ...
%
ありあけの つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはな...
%
朝ぼらけ ありあけの月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪...
%
山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり...
%
ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ ...
%
誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに (藤...
%
人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香に匂ひける (...
%
夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月やどるら...
%
白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける...
%
忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人のいのちの 惜しくもある...
%
浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき...
%
しのぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふま...
%
恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひ初め...
%
契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波越さじとは ...
%
あひ見ての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり ...
%
あふことの たえてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざ...
%
あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべ...
%
由良のとを 渡る舟人 かぢを絶え ゆくへも知らぬ 恋の道かな...
%
八重むぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来に...
%
風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころか...
%
みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ 物をこそ...
%
君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな...
%
かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな もゆる...
%
明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほうらめしき 朝ぼ...
%
嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くるまは いかに久しき ものとか...
%
忘れじの 行く末までは かたければ 今日をかぎりの 命ともが...
%
滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえ...
%
あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこと...
%
めぐりあひて 見しやそれとも 分かぬまに 雲がくれにし 夜半...
%
ありま山 ゐなの笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする ...
%
やすらはで 寝なましものを さ夜更けて かたぶくまでの 月を...
%
大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立 (...
%
いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな ...
%
夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも よに逢坂の 関はゆるさ...
%
今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしも...
%
朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代...
%
恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋にくちなむ 名こそ惜し...
%
もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし ...
%
春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけ...
%
心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月か...
%
あらし吹く み室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり ...
%
さびしさに 宿をたち出でて ながむれば いづこも同じ 秋の夕...
%
夕されば 門田の稲葉 おとづれて 葦のまろやに 秋風ぞ吹く ...
%
音にきく たかしの浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそす...
%
高砂の をのへの桜 咲きにけり 外山のかすみ 立たずもあらな...
%
憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬも...
%
契りおきし させもが露を いのちにて あはれ今年の 秋もいぬ...
%
わたの原 こぎ出でてみれば 久方の 雲ゐにまがふ 冲つ白波 ...
%
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思...
%
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 幾夜ねざめぬ 須磨の関守 (...
%
秋風に たなびく雲の たえ間より もれ出づる月の かげのさや...
%
長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れてけさは 物をこそ思へ (...
%
ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただありあけの 月ぞ残...
%
思ひわび さてもいのちは あるものを 憂きにたへぬは 涙なり...
%
世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる ...
%
ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は...
%
夜もすがら 物思ふころは 明けやらで 閨のひまさへ つれなか...
%
嘆けとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな (...
%
村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ ...
%
難波江の 葦のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわた...
%
玉のをよ たえなばたえね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞ...
%
見せばやな 雄島のあまの 袖だにも 濡れにぞ濡れし 色は変は...
%
きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも...
%
わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾くまもなし...
%
世の中は つねにもがもな 渚こぐ あまの小舟の 綱手かなしも...
%
み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて ふるさと寒く 衣うつなり (...
%
おほけなく うき世の民に おほふかな わが立つ杣に すみぞめ...
%
花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり...
%
こぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くやもしほの 身もこがれ...
%
風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりけ...
%
人もをし 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は...
%
百敷や ふるき軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり...
終了行:
[[今さらPython]]
- classを別ファイルにする。
classをカプセル化する意味はここにあります。
前作った fortune でやってみますか。~
fortune_ini.py にclassのみおいて読み込んでみますね。
* fortune_ini.py [#vf6e7ece]
#!/usr/bin/env python
import os
import random
import re
import sys
class Fortune:
def __init__(self):
self.get = ""
with open(os.environ["HOME"]+"/.fortunerc") as f:
x = f.read()
x = re.sub(r'\n+$','', x)
s = x.split("\n%\n")
t = len(s)
i = int(random.random() * t)
self.get = s[i]
単純明快ですね。~
* fortune.py [#sbe0c5f5]
#!/usr/bin/env python
import sys
import fortune_ini as fort
d = fort.Fortune()
print(d.get)
sys.exit()
* 実行結果 [#r9777818]
$ fortune.py
朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代...
* データ [#d30e838b]
.fortunercの内容も出しておきますね。
* .fortunerc [#d75ab3f1]
秋の田の 仮庵(かりほ)の庵(いほ)の 苫(とま)をあら...
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春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 (持...
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あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりか...
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田子の浦に うち出でて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪はふり...
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奥山に もみぢ踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき (...
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かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞふけにけ...
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天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも ...
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わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり...
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花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめ...
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これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも あふ坂の...
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わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ あまのつ...
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天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ...
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つくばねの 峰より落つる みなの川 こひぞつもりて 淵となり...
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陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし われならなく...
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君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ...
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立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来...
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ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくると...
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住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人めよくらむ ...
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難波潟 みじかき葦の ふしの間も あはでこの世を 過ぐしてよ...
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わびぬれば 今はた同じ 難波なる みをつくしても あはむとぞ...
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今こむと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ちいでつるか...
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吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ...
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月みれば 千々に物こそ 悲しけれ 我が身ひとつの 秋にはあら...
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このたびは ぬさもとりあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまに...
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名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしも...
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小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ...
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みかの原 わきて流るる いづみ川 いつみきとてか 恋しかるら...
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山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人めも草も かれぬと思へば...
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心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花 ...
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ありあけの つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはな...
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朝ぼらけ ありあけの月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪...
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山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり...
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ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ ...
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誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに (藤...
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人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香に匂ひける (...
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夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月やどるら...
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白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける...
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忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人のいのちの 惜しくもある...
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浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき...
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しのぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふま...
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恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひ初め...
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契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波越さじとは ...
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あひ見ての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり ...
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あふことの たえてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざ...
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あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべ...
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由良のとを 渡る舟人 かぢを絶え ゆくへも知らぬ 恋の道かな...
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八重むぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来に...
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風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころか...
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みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ 物をこそ...
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君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな...
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かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな もゆる...
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明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほうらめしき 朝ぼ...
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嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くるまは いかに久しき ものとか...
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忘れじの 行く末までは かたければ 今日をかぎりの 命ともが...
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滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえ...
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あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこと...
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めぐりあひて 見しやそれとも 分かぬまに 雲がくれにし 夜半...
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ありま山 ゐなの笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする ...
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やすらはで 寝なましものを さ夜更けて かたぶくまでの 月を...
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大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立 (...
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いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな ...
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夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも よに逢坂の 関はゆるさ...
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今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしも...
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朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代...
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恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋にくちなむ 名こそ惜し...
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もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし ...
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春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけ...
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心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月か...
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あらし吹く み室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり ...
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さびしさに 宿をたち出でて ながむれば いづこも同じ 秋の夕...
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夕されば 門田の稲葉 おとづれて 葦のまろやに 秋風ぞ吹く ...
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音にきく たかしの浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそす...
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高砂の をのへの桜 咲きにけり 外山のかすみ 立たずもあらな...
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憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬも...
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契りおきし させもが露を いのちにて あはれ今年の 秋もいぬ...
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わたの原 こぎ出でてみれば 久方の 雲ゐにまがふ 冲つ白波 ...
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瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思...
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淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 幾夜ねざめぬ 須磨の関守 (...
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秋風に たなびく雲の たえ間より もれ出づる月の かげのさや...
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長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れてけさは 物をこそ思へ (...
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ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただありあけの 月ぞ残...
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思ひわび さてもいのちは あるものを 憂きにたへぬは 涙なり...
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世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる ...
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ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は...
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夜もすがら 物思ふころは 明けやらで 閨のひまさへ つれなか...
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嘆けとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな (...
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村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ ...
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難波江の 葦のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわた...
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玉のをよ たえなばたえね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞ...
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見せばやな 雄島のあまの 袖だにも 濡れにぞ濡れし 色は変は...
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きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも...
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わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾くまもなし...
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世の中は つねにもがもな 渚こぐ あまの小舟の 綱手かなしも...
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み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて ふるさと寒く 衣うつなり (...
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おほけなく うき世の民に おほふかな わが立つ杣に すみぞめ...
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花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり...
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こぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くやもしほの 身もこがれ...
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風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりけ...
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人もをし 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は...
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百敷や ふるき軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり...
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