いろいろ
本州の古称。秋津はトンボの意味で、直訳でとんぼの島、意訳すれば、とんぼの飛び交う島という意味と思われる。
近代工業社会である戦後はトンボが減っているが、古代のたんぼでは農薬がないため虫が多く、それを狙うトンボも大量に飛んでいたと思われる。
逆にいえば、この言葉は当時相当な規模で稲作が広がっていたわけで、日本最古の歴史書『古事記』(712年献上)における「大倭豊秋津島」(おおやまととよあきつしま)と書かれていた当時の風景がしのばれる。