ネット小説の感想
SF視点から開始する作品だけど、内容はむしろファンタジー作品の一種といえる。
タイトルの宇宙要塞は主人公の立場を後ろから支える生産システムや心を預けられる大切な『仲間』の存在など、主にバックエンドとして機能しており、実際には主人公たち異分子を飲み込んだ日本社会が、尾張からゆるやかに別の社会に変貌していく姿をまったりと描いている。
かなり長いので、続編や改訂版も存在する。